統一原理セミナー報告書 イスラーム代表12人

 

霊界五大教団代表の統一原理セミナー報告書

 

四、イスラーム代表十二人

 

①アブー・バクル(Abu Bakr)(634年死亡。初代カリフ、ムハンマドの妻の父)

 真の父母様の教えに絶対服従していきます

 私たちの尊敬するムハンマド(マホメット)様は、常に強力なみ言で私たちを指導してこられたので、私たちムハンマド様の訓示に、無条件に「はい」と言って従うしかありませんでした。私たちは無条件に従順になり服従しました。私たちは、こちらで「統一原理」を何度も聴講しました。そのたびにムハンマド様は、私たちの姿勢と心構え、そして態度に対して激しく叱責し、怒鳴りつけられました。
 神様が私たち人類の父母であられ、私たちが神様の子女ならば、私たちは子女にふさわしい姿勢で神様をお迎えしなければならないというのです。それで、私たちの指導者、ムハンマド様は、何日も前から私たちを集め、神様への敬拝の捧げ方も教えられました。きよう、この時間を迎える前に私たちは、神様に教拝し、文鮮明先生に教拝を捧げました。そののちに、ムハンマド様の祈祷が始まりました。そのお方の祈祷の内容は、次のとおりです。
 「神様、主なる神様、イスラーム(イスラム教)の神様、キリスト教の神様、仏教の神様、儒教の神様、その他すべての教団の神様、愛しています。今から私たちムスリム(イスラム教徒)は、神様の前に多くの教団の先駆者となり、神様の愛を中心として、神様の国の創建に全力を尽くしていきますので、私たちすべてのムスリムに強力な力をお与えください。それから、私たちは、『統一原理』を探し出すまで苦労してこられた文鮮明先生、真の父母様の指導を受け、真の父母様に精誠を尽くして侍っていきます。そしてすべての教団を超越し、神様の子女として入籍できるように全力を尽くしますので、神様の祝福をお与えください」。
 ムハンマド様は、天地が震動するほど大きな声で祈祷されました。祈祷が終わると、私たちはみな、「神様、万歳、真の父母様、万歳」と叫びました。私、アブー・バクルは、無条件に服従します。私は、「統一原理」の所感を発表するために、ここに来だのではありません。既に、「統一原理」を何度も聴講しているので、その内容については、ある程度知っています。私は、伝道活動に必要な講義の実力を磨くために、ここに参加したのです。「統一原理」の研究に、終わりというものはあり得ません。私たちのムハンマド様が「統一原理」を何度もお聞きになって決定したことなので、何を躊躇することがあるでしょうか。神様の子女として入籍する時まで、真の父母様の教えに絶対服従していきます。
 すべてのことに感謝いたします。

                         アブー・バクル(2002年3月12日)

 

②ウマル・イブン・ハッターブ(Umar ibn al-kharrab)(634~644年まで第二代カリフ)

 四大聖人が一つになった姿にあまりにも感勤し、感激しています

 釈尊が私たちの指導者ムハンマドと、とても親しく接する姿をハッターブは見ました。初めは、どちらかが問違っているのではないかと思いました。このように親交が厚いはずがないのに、どうしたことでしょうか。仏教徒のセミナーが終わり、今は、ムスリムだけが集まってセミナーをする時問であるにもかかわらず、釈尊は、依然としてこの場に共にいらっしゃいました。非常に気になりました。私、ハッターブは、釈尊の人柄に感動しました。
 私の気になっていたことは、すぐに解かれました。「統一原理」に、すべてのことを超越できる威力があったからです。「統一原理」は、広範囲にわたる内容をあまねく扱っていました。人間の創造に対して、人類歴史の出発と方向性に対して、どれ一つとして人間に関係しないものがありません。「統一原理」の根本の教えは、人類は、人類の父母であられる神様に侍る一つの兄弟姉妹であり、神様が創造された本然の園で、共に幸福に生きなければならないということでした。
 それは、人間ならば、誰もが知らなければならず、歩んでいかなければならない道です。生まれて死ぬのは、人間として避けられない天道です。「統一原理」には、天道に該当しないものが一つもありません。そして、人間は生まれる時から原罪をもって生まれたという事実は、どれほど気分の悪いことでしょうか。それで神様は、文鮮明先生を真の父母として立てられ、人類を原罪のない本然の姿に復帰しようとされたのです。地上でも天上でも、全人類は、各自が蕩減条件を立て、真の父母様を主礼としてお迎えする中で祝福の過程を経なければならないと、講師たちは教えています。この過程は、全人煩が、神様の創造理想である本然のエデンの園で永遠に生きるための必須過程であると言いました。
 そして、神様が人類の父母であり、人類が神様の子女であるということは、どれほど途方もない幸運なことでしょうか。私、ハッターブは、神様と文鮮明先生をこの上なく尊敬します。特に、四大聖人が一つになった姿を見ると、それはあまりにも感動的であり、感激せざるを得ないことです。

ウマル・イブン・ハッターブ(2002年3月12日)

 

③イブン・マスウード(Ibn Mas'ud)(サハーバ〈教友〉時代の学者。コーラン解説学の定着に寄与する)

 真の父母様は人類の原罪を清算してくださいます

 私、マスウードは、常にムハンマドの教えと情熱に深く感動してきました。しかし、最近、ムハンマドの生活に変化が訪れました。そのお方の生活において、以前よりも愛と配慮と寛容が顕著に現れていることを感じたのです。あとで知ってみると、それは、そのお方が「統一原理」を聞いたあとからのことでした。
 そのお方は、私たちに、「生涯最高の年にしてみよう」と言って、「統一原理」の教えを紹介しながら、「今まで、人種の障壁と宗教の葛藤を解決できる教えはなかったのですが、『統一原理』がそれを可能にしました。皆さんも『統一原理』を聞いてみてください。それを聞けば、皆さんも、新しい真理と講師たちの熱烈な講義と精誠に、強く感嘆することでしょう。これまで私たちは、自分たちの鉄条網をあまりにも強固に張り巡らせてきたので、そのことが宗教問題の解決に致命的な打撃を与えてしまいました」とおっしゃり、「今から新しい福音に耳を傾けましょう。そして、私たちムスリムの未来は、私たちが貴任をもちましょう」と言いながら固く決意しました。
 今回のセミナーには、この名簿に記載されている人物以外にも多くのムスリムが参加し、披らは、みなとても感動しています。私、マスウードは、ムハンマドの敦えと「統一原理」の教えとで合作すれば、ムスリムヘの真理伝播の幅が広がるだろうと考えています。「統一原理」が神様の啓示だと確信します。文鮮明先生は、人類の真の父母様の位置に就かれ、人類の原罪を清算する救世主の責任を遂行してくださっているので、感謝に感謝するばかりです。新しい真理を中心として忠誠を尽くすことを誓います。

                        イブン・マスウード(2002年3月13日)

 

④アブド・アッラー・ブン・カアブ(サハーバ〈教友〉時代の学者。コーラン解説学の定着に寄与すする)

 ムスリムたちは人類平和運動の先頭に立たなければなりません

 本当に驚くべき時代が来たようです。地上と霊界が互いに通じる道ができたのであり、霊界から地上に消息を伝えることができる時代が来たのです。これは、どれほど驚くべき事実でしょうか! 文鮮明先生は、人類の真の父母様の資格を賦与され、「統一原理」という大経典を人類に下さったので、私、カアブは、生涯で最高の栄光を受けるようになりました。
 一般的な啓示は、文鮮明先生でなくても受けることができますが、「統一原理」は、真理度において次元が異なっています。人間始祖の出発から来世観まで、あらゆる天の秘密を明白に体系的に明らかにした真理は、人類史上初めてのものです。「統一原理」は、大真理であり、大経典であり、真の父母様の教えであることは間違いありません。そして、神様が人類の父母だという事実は、どのように明らかにされたのでしょうか。人類歴史の背後に隠されていた神様の胸痛い事情を、どのように明らかにされたのでしょうか。
 それは、人間として想像し得ない曲折の多い事情でした。今、正しい人生観が明らかにされました。私たちがもっているものを互いに授け受けしながら、理解し、信頼して一つになれば、私たちは、神様の子女の位置に安着することができるだろうと思います。そして、私たちムスリムは、ムハンマド様の精神を学び、より二層勇気をもって、人類平和運動の先頭に立たなければならないと思います。新しい真理により、新しい人格を成熟させてくださることを懇切に望みます。

                アブド・アッラー・ブン・カアブ(2002年3月13日)

 

⑤マーワルディー(Al-Mawardi)(975~1058。シャーフィイー学派の法学者)

 「統一原理」の出現は、しおれた草木に甘雨が降り注いだようなものです

 私たちイスラームの最高指導者ムハンマドは、私たちに本当に大きな福を下さいました。私たちの霊魂の生命のために最後まで責任をもってくださったムハンマド様、感謝いたします。「統一原理」は、ムスリムはもちろん、全人類に光明の道を開いてくれました。それはちょうど、しわれていく草本に甘雨が降り注ぎ、草木が新しい力を得たようなものです。地上にも天上にも、数多くの教派と思想がありますが、人間が正しく生きていく方向を提示した真理と経典はありませんでした。
 悪を数える宗教はありません。すべての宗教は一様に人生の正しい道を数えていますが、その教えはあいまいでした。どの経典も一部分を全体であるかのように教えており、私たち人類は、それを信じて生きてきたのです。しかし、今、「統一原理」の教えは、神様と人間、人間と人間、そして人間と自然の根本的問題を解明しています。人間の創造から未来の来世観に至るまで、広範囲な部分を体系的に明らかにしています。人間の頭脳では決して解決し得ない問題が、「統一原理」によって明らかにされているのです。
 「統一原理」は神様の啓示に間違いないと確信します。文鮮明先生の歴史的な苦労と精誠が、全人類に新たな力と希望を与えています。真の父母様、文鮮明先生、感謝いたします。そして、私、マーワルディーは、ムハンマドを指導者として侍ったことに対して、そして私たちの霊魂の道を新しく導いてくださったことに対して、心から感謝します。神様、真の父母様、万万歳! 感謝いたします。

                          マーワルディー(2002年3月14日)

 

⑥アミール・アル・シャアビー(イラク学派の代表者)

 私が生涯気掛かりだったことが解かれました

 人間は、困難で大変なことがあるたびに神様を求めます。しかし、神様を直接、見た人はいなく、会った人はさらにいないでしょう。それなのに、自分か困難に直面するたびに助けを求める人間の本性とは、いったいどこから来たものなのでしょうか。人間的に考えれば、愚かなことこの上ありません。いくら多くの財物や偉大な名誉と権勢をもった人であろうと、その人が病めば、治してくださいと言って医者にすがるのであり、見えない神様に助けを求めるのです。昼夜に祈願し、祈祷し、敬拝することが愚かで幼稚だとは思いません。人間は、自分自身でどうすることもできない限界に達すれば、見えない神様に助けを求めるようになっているのです。
 「統一原理」を聞きながら、私はその理由を悟るようになりました。神様は、人間を創造されたのち、人間の先祖の過ちにより、人間と父母の間係が断絶された中で生きてこられながらも、復帰摂理歴史を経綸されながら、その関係を回復することに勝利なさったのです。このことゆえに、子女としての人類は、自分でも知らないうちに神様を求め、神様を侍ってきたのです。人間のこのような現象は、神様と人間が父母と子女の関係であるがゆえに起こることです。文鮮明先生は、本当に偉人な真理を探し出されたのだと思いました。
 文鮮明先生、本当に感謝します。お疲れ様でした。真の父母様の位置に就かれるまでの御苦労に、どのように報いることができるでしょうか。私、アル・シャアビーは、神様の実存をはっきりと悟るようになりました。私の生涯の気掛かりだったことが解かれました。「統一原理」の教えは、人類への大福音であり、それは大経典として残されるものだと思います。真の父母様、感謝いたします。私たちは、真の父母様に侍り、人類の恒久的平和世界の具現に積極的に献身していきます。

                    アミール・アル・シャアビー(2002年3月17日)

 

⑦ルフ・ビン・イバダ・アルバスリー(ムハンマドの死後、ハディースの記録に献身した有名な学者)

 ムスリムたちよ、一日も早く祝福式に参加してください

 私、アル・バスリーが「統一原理」に接するようになったことは、大変な幸運だったと思います。地上から百二十人の指導者の一人として記載されたことに感謝します。今回のムスリムのセミナーだけではなく、他の宗教人のセミナーでも、私は何度か「統一原理」を聴講したことがあります。その時、「統一原理」に少なからざる感動と感激を受けましたが、今回は、私の特別な恩恵期間となったので、あまりにも感激であり、うれしく思います。
 私は、地上の皆さんに、最も重要なお願いをしようと思います。ムスリムたちよ、神様についてこのように詳細に私たちに教えてくれた経典は、今までどこにもありませんでした。私は、ムハンマドと共に「統一原理」を聴講し、神の国建設の先頭に立とうと決意しました。地上の皆さんも、ここに積極的に同参してくださることを希望します。
 神様は、人類の真の父母様として文鮮明先生を送ってくださり、人類の未来を導いていらっしゃいます。真の父母様が地上にいらっしゃる時に、地上の皆さんが、原罪清算のために一日も早く祝福式に参加されることを望みます。祝福を受ければ、私たちは、みな神様の子女となり、永遠の天国の美しい場所で神様と共に生きていくことができるのです。祝福の意義に関することは、「統一原理」で詳しく説明されているので、皆さんは、それを精読し、このような貴い機会を絶対に逃すことがないように懇切にお願いします。
 私は、「統一原理」を何度も聴講しました。そして、それを細かく分析してみました。それは、この時代の新しい真理であり、主流思想です。皆さんは、今回の機会を絶対に逃してはなりません。私たちはみな、一つになるための統一運動で落伍者となってはいけません。懇切にお願いします。肝に銘じてください。

               ルフ・ビン・イバダ・アル・バスリー(2002年3月18日)

 

⑧アブドル・アル・ラザク・ビン・ハンマーム(ムハンマドの死後、ハディースの記録に献身した学者)

 「統一原理」を全人類に証していきます

 私、ハンマームは、「統一原理」を聞くまでの体験をここに公開しようと思います。「統一原理」とは何なのか、いかなる宗教の教えなのか、誰が講義しているのか、私は知ることができませんでした。ある日、誰だか分からない大きな男が夢の中に現れ、私の頭の上に一冊の本を置いて消えていったのですが、その本からは、きらきらと光が出ていました。その本の光彩は、部屋中を明るく照らしたのちに消えていき、払一人だけが立っていました。私は、その光の正体が何なのか気になり、不思議に思いました。これは何かの兆しなのかと思っていたのですが、その巨人が再び現れ、ばかのことは言わず「立ち上がりなさい、立ち上がりなさい、急ぎなさい」という一言だけを残して消えていきました。
 不思議な夢の現象を思いながら、私は、ムスリムたちのセミナーに参加しました。私は、出入り口で一冊の本を持って講義室に入っていったのですが、不思議にもその本は、きのうの晩、夢の中で見た、正にその本でした。ところで、参席者の持っていく本が、みな一様に輝いているのです。しかし、それは、私の目だけに見えているようでした。私は、本当に不思議だと思い、席に座るうとしたのですが、きのうの晩に現れた巨人が、一番前からこつこつと歩いてくるや、私には来ないで写真の中にさっと入っていってしまいました。そのお方が、ほかでもない真の父母様だったのです。
 講義が始まるやいなや、我知らず私の心は、どんどん熱くなっていきました。特に背中から熱いものが来ました。その時、「立ち上がりなさい、早く立ち上がりなさい」という声が再び聞こえてきました。「統一原理」の講義は続けられているのですが、私だけがその神様のみ声を聞くことができました。とても驚くべき事実です。なぜ私に、このような現象が起きるのでしょうか。神様の事情と文鮮明先生の事情、そして私たちの使命を「統一原理」を通して悟るようになったのですが、私に「早く立ち上がりなさい、急ぎなさい」というメッセージを下さる理由とは何なのでしょうか。
 偉大であり途方もない「統一原理」の教えを受けても黙っているのであれば、その人は既に、人間の資格を喪失した人でしょう。人類の真の父母様、真の師が「急ぎなさい」と命令されたのは、そのお方の摂理的経綸に私の協助が必要だという意昧だと思います。私は、神様が「統一原理」の重要性をきらびやかな光彩として象徴的に見せてくださったのだと思います。私は、「それは、永遠の人生が知らなければならない途方もない経典だ」 と言って、「統一原理」を全人類に証するでしょう。
 感謝いたします。神様、文鮮明先生、分かりました。急いで活動します。そして、すべてのムスリムたちはもちろん、全人類が「統一原理」化される運動を積極的に展開していきます。

             アブドル・アル・ラザク・ビン・ハンマーム(2002年3月19日)

 

⑨ラービア・アダウィーヤ(イスラームの歴史上最も有名な女性聖人、徹底した禁欲主義者)

 エバの原罪に対して、私が代わりに蕩減条件を立てたいと思います

 私、アダウィーヤは、神様が願われた人間創造の目的から離脱した者となっていたので、罪人の心情でこの場に臨みました。罪人は罰せられるのが当然なのに、どうして神聖な隊列に同参できる機会を下さったのか分かりません。いずれにせよ、感謝いたします。私が神様の創造目的を推し量ることができていれば、孝女の位置に立っていたでしょう。しかし、私たちムスリムに正しい人生観を悟らせてくれる指導者はいませんでした。「統一原理」を聞き、今、神様の創造目的が分かったので、その教えに従順に従っていこうと思います。
 神様は、私たち人類の父母であられます。文鮮明先生は、「統一原理」を明らかにされ、人類の真の父母様として顕現されました。この事実をどのように受け入れなければならないでしょうか。それは、「統一原理」において具体的に解明されています。「統一原理」が神様の啓示か否かは、「統一原理」自体が明らかにしています。「統一原理」の講義を聞いてみれば、それがすぐに分かるようになります。私は全ムスリムに対して、「統一原理」を聞くことを懇切に勧めます。
 それから、文鮮明先生、真の父母様に、一つのお願いを申し上げたいと思います。それは、人間の先祖であるエバの原罪の蕩減に対する問題です。当時のエバの原罪がすべての女性に悪条件として残っているのですが、私かエバの代わりに蕩誠条件を立てれば、それを受け入れてくがさることができるでしょうか。「統一原理」は蕩減法を説明していますが、私は男性を願うことがなかったので、できるのであれば、私が急減条件を立てたいと思います。今後、真の父母様の命令に従って生きていきますので、深く配慮してください。

                    ラービア・アダウィーヤ(2002年3月22日)

 

⑩アラウィー(十二イマーム派のコ土フンの解説学者)

 真の父母様に孝行する道を探してください

 神様は、人間を肉身と霊魂の二つの姿で創造されたのですが、人間は、地上生活をする時、肉身の生活が永遠であるかのように思って過ごしています。私、アラウィーは、このことを何度も考えに考えました。今、私か暮らしている所は神様の本然の園ではないことを確認しました。それでは、どのようにすれば、神様の本然の園に行くことができるのでしょうか。私たち人類の等しい願いは、ここにある神様の園に行き、永遠に幸福に生きていくことです。私は、その方法をはっきりと知りました。「統一原理」を通して、人間の二重構造を悟りました。ここは、誰もがみな必ず来なければならない所ですが、先に来た者として、地上人の肋けになってあげようと思います。
 人間は、肉身と霊人体の二つの姿をもって生きています。肉身は、地上生活をする時だけに必要であり、霊人体は、肉身を脱いだのち、天上で生活する時に必要なものです。ここで肝に銘じるべきことは、地上での瞬間的な肉身生活の結実が、この天上における永遠の生活場所を決定するということです。それにもかかわらず、私たちはみな、霊人体の永遠の生活場所に、ほとんど関心をもたずに生きてきました。
 地上人だちよ、ムスリムだちよ、霊人体が永遠に幸福にとどまる場所は、地上で準備しなければなりません。 皆さんは、地上で正しく生きたのちに天上に来なければなりませんが、正しく生きる方法とは何でしょうか。神様は人類の縦的真の父母様であられ、文鮮明先生は人類の横的真の父母様であられます。真の父母様が人類に明らかにされた「統一原理」は、神様の啓示です。ここで私か懇切にお願いしたいことは、皆さんはみな、「統一原理」を研究し、真の父母様がなされることを信じ、それを実践に移さなければならないという点です。それが地上で正しく生きることです。皆さんが地上で準備すべき一連の基本要件は、「統一原理」で発見することができるでしょう。
 懇切にお願いします。肉身生活を通してそれを準備してこそ、霊魂と肉身が分離する時、神様がいらっしゃる場所にまっすぐに来ることができるのです。それが、神様に、文鮮明先生、真の父母様に孝行する道であり、神様の国で忠臣になる道であり、人類世界で聖人、そして天宙で聖子になれる基準を立てることなのです。これを信じて実践してください。

                             アラウィー(2002年4月2日)

 

⑪ヌワイリー(ハディース学者)

 「統一原理」は決して一教団の教理や教えではありません

 神様と人間との関係が父子の関係だということを、地上と天上の誰も知りませんでした。ただ神様だけが御存じでした。神様は、この事実が明らかにされることを、数千年間待ってこられました。これは、「統一原理」の最も核心的な教えです。大部分のムスリムは、このことに深く感動しました。彼らは、感激のあまり、涙したり、痛哭したりしています。私、ヌワイリーは、神様が人類の父母であられるならば、既にもう人類の戦争は終わったと思いました。しかし、まだ人類全体が、この事実を知らず、信じることができずにいます。それが全人類に伝播されるまでには、相当な時間がかかるだろうと思います。
 私は、「統一原理」が神様の啓示だということを確信します。私は、とても論理的な人間です。「統一原理」は、その内容において根本的であり、具体的であり、膨大であって、その体制において論理の整合性を成しています。そして、「統一原理」の聴講以降、様々な次元で不思議な体験をしています。心が熟くなったり、胸が熱く炎のようにわきとったり、心がとても清くなり、明るくなって、すがすがしくなったりするのです。最初は、このようなことは感じられませんでした。講義室に入ってくると、そのようなことが引き続いて起こり、外に出れば、 それがなくなるのです。このような経験をしたのち、ひざまずいて祈祷すると、全身が火だるまのようになってしまいました。講師たちは、神様は火であられるので、神様の聖霊を体験すれば、大部分の人は全身が熱くなるのだと説明しました。それから、「統一原理」は、人間が到底知ることのできない来世の問題まで、詳細に説明してくれています。
 誰もが「統一原理」を聞かなければなりません。それは、決して一教団の教理や教えではありません。そして、文鮮明先生は、真の父母であられます。皇人類は、真の父母様の教えを実践しなければなりません。真の父母思想は、平和思想であり、人類が一つになるための思想です。全人類の行くべき道は定まりました。「神主義」です。真の父母思想です。これを肝に銘じて従っていけば、心に平和が訪れてくるでしょう。

                            ヌワイリー(2002年4月3日)

 

⑫ムハンマド(マホメット)様が真の父母様に捧げる文

 真の父母様にお捧げします

 真の父母様! 私はムハンマドです。私たちムスリムの百二十人は、みな真の父母様の思想で一つになって団結し、イスラームだけではなく、他宗教の団結運動に積極的に参与いたします。私たちムスリムは、最初から百二十人が終わる瞬間まで、みな同参して祈祷し精誠を尽くしながら、神様の思想と真の父母様の御苦労に感激しています。そして、これまで、毎日時間ごとに涙の祈祷が続けられてきました。ドクター李は、地上における韓国草創期の雰囲気のようだと言いました。
 真の父母様! ありがとうございます。私たちムスリムを生かしてくださり、ありがとうございます。今後、すべてのことに積極的に参与し、協肋いたします。

                             ムハンマド(2002年4月3日)

(2022.4.13:写経奉献)